2016年7月23日(土)
・第1子のママさんが、「こんなに早い時期でもいいですか?」と言っていましたが、絵本を受け取ると、とても嬉しそうにしていました。
・お家での読みきかせは「まだしていません」という親子もいて、「これを機会にスタートしますね!」と言っていました。ブックスタートがいろいろな機会、きっかけになるといいですね。
2017年5月20日(土)
・今日は、上に兄弟がいる子が多くて、お母さん方から「ブックスタートで絵本をいただきました!!」という声が結構多かったです。そして、「上の子と一緒に読み聞かせをしようと思います!」と、話してくれました。ブックスタートの定着を実感しました。
2021年1月16日(土)
・「上の子のときに『いないいないばあ』をもらったので、今度も同じ本『いない いない ばあ』にします。この子だけの絵本です!」と言って、嬉しそうにしていたお母さんの顔が忘れられません。
こんな感想を「ブックスタート日誌」に記しているのは、石垣市文庫連絡協議会(以下、文庫連)の皆さんです。
文庫連は市内で活動していた9文庫により1984年に設立されました。現在は10名のメンバーが、読みきかせ活動や文庫まつり・講演会の開催、八重山の昔ばなしの再話などに精力的に取り組んでいます。
ブックスタートには、2011年度から協力をしてきました。2015年度からは、健診日(土曜日)に会場に出向くことが難しい図書館から依頼を受ける形で、文庫連が主体的に実施しています。そして、その一環として行っているのが「ブックスタート日誌」の記入です。参加人数や配付冊数の記録だけでなく、その時々の気づきも細やかに綴られています。
先月末、文庫連主催のブックスタートの研修会があり職員がおじゃましました。会長の新城由利子さんと一緒に島内を歩いたのですが、行く先々で必ず知人や親戚に出会う土地柄にビックリ。気取りのない口調で挨拶し合う姿に、人と人とのつながりの豊かさを感じました。
そんな石垣市ですが、最近は市外から転入される方が増えているそうです。新城さん達は、ブックスタートを通じて、そうした親子にも地域とのつながりを届けていく意味を感じているとおっしゃっていました。
日誌には、その「つながり」が感じられるような言葉が綴られています。
2018年6月16日(土)
・第1子から第7子までのお母さんたちの絵本に対する気持ちは、どの子にも平等で変わらない様子を見て、あたたかい気持ちになった。
・一緒に来ていた4歳のお姉ちゃんが、絵本を読んでもらって、会場中笑いが広がって、みんなを幸せな気分にしてくれました。絵本の力はすごーいです!!絵本を手渡す役目をしていること、嬉しく思います。
八重山地方には「円座」を表す「まるざー」という言葉があるそうです。老若男女分け
隔てなく、誰もが気兼ねなく集い語りあえる「まるざー」に、ブックスタートはなって
いるのでしょうね。