NPOブックスタート Bookstart Japan

自治体の方へ

「赤ちゃんへの絵本贈呈事業」に関する全国調査 2023

86.6%の自治体が、赤ちゃんに絵本をプレゼント
誕生した赤ちゃんにお祝いを贈る自治体の中には、そのプレゼントの一つとして絵本を手渡しているところがあります。
当NPOでは、自治体における「赤ちゃんへの絵本贈呈事業」(ブックスタート事業を含む)に関する全国調査を毎年度実施しており、このたび2023年度の調査結果がまとまりました。
その結果、86.6%の自治体で、当該自治体に暮らす赤ちゃん全員を対象に絵本を贈呈する事業が行われていることが分かりました。

■ 調査概要
内容
自治体在住の赤ちゃん(0~1歳児)全員を対象に、絵本を贈呈する事業の2023年度における実施状況
※ 読みきかせの「体験」と「絵本」をセットにして贈呈するブックスタート事業のほか、絵本贈呈のみを行う事業についても調査。

対象
全国の自治体(1,741市区町村)※区は東京23特別区

方法
自記式質問紙調査
① 当NPOを通じてブックスタートを実施している自治体(1,105市区町村)
_「実施状況確認シート」

② ①以外の自治体(636市区町村)
_「赤ちゃんへの絵本贈呈事業」に関する全国調査質問票

時期
2023年2~3月 ※能登半島地震被災地域の一部自治体は2024年6月

回収数
1,635市区町村(93.9%)

■ 結果①  実施状況
・ 全国の86.6%にあたる1,507市区町村が、2023年度事業として赤ちゃんへの絵本贈呈事業を実施。(昨年度調査では、84.4%にあたる1,469市区町村が実施と回答。※回収数は1,586市区町村)
・ 2024年度以降に事業の中止を予定している自治体は11市町村あったが、事業を開始/開始予定の自治体は17市町村あり、2024年度も8割超の自治体で事業が実施される見込み。


■ 結果②  実施方法

・ 主管部署、対象月齢、実施機会、贈呈する絵本冊数ともに、過去の調査と大きな差異は見られなかった。
・ 主管部署は、図書館・図書室および生涯学習課・社会教育課などが6割以上だが、母子保健担当課、子育て支援担当課、企画総務課などが事業を担当している自治体も3割以上あった。

多くの自治体が、絵本を介して赤ちゃんの健やかな成長を応援しています。
実施している自治体や都道府県ごとの状況については、全国の実施状況をご覧ください。