ニュースレター (78号 2022秋)で取り組みをご紹介した伊万里市。
以前は3か月児集団健診でブックスタートを行っていましたが、コロナ禍の影響で集団健診が中止となり、現在は図書館で実施しています。
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ブックスタート実施日は、館内整理のため図書館が休館になる毎月第4木曜日。他の来館者がいないので、感染リスクを心配する保護者も安心して参加することができます。
入口で親子を出迎えたスタッフが、ブックスタートのコーナーに親子を誘導します。
コーナーには、あらかじめ説明用資料や絵本をセッティング。第1子などブックスタートをあまりご存知ない保護者には、資料を見せながら事業の趣旨を説明しています。
伊万里市では絵本4冊の中から1冊をプレゼントしています。
4冊すべてを読みきかせしているのですが、スタッフのあたたかい声を聞きながら、赤ちゃん達はじーっと絵を見つめたり、笑ったり、時には手を伸ばしたりして楽しんでいました。
中には、どの絵本を選ぶか迷う方もいるそうですが、そんな時は「赤ちゃんの様子を見られてどうでしたか?」「赤ちゃんと一緒に読んでみたいと思われたのは、どの絵本ですか?」と声をかけたり、赤ちゃんに「どれが良かった?」と聞いてみたりするそうです。
※再生できない場合は、こちら(YouTube)をご覧ください。
絵本の他にも、アドバイス ブックレットや、絵本リスト、図書館案内、図書館利用カード申請書なども手渡しています。
絵本や資料を入れる紙袋には、「赤ちゃんのお誕生おめでとうございます」という言葉とともに、ブックスタートに込めた想いを綴ったメッセージを貼付。これからも図書館に足を運んでほしいという思いを込めて「図書カードはすぐにでも作っていただくことができます」という声かけも欠かしません。
最後に絵本や資料を手渡し、親子をお見送りしてブックスタートは終了します。
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伊万里市民図書館内には、ブックスタートの広報やフォローアップの工夫も満載です!
伊万里市民図書館では館内の至るところに、職員の皆さんの思いが込められた工夫がありました。みなさんのそうしたアイデアが、親子の笑顔につながっていくのでしょうね。