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[栃木県野木町]中学校の図書館でブックスタートを紹介!

2004年度から4か月児健診でブックスタートを行っている野木町。2014年度には「キラリと光る読書のまち野木」宣言をするなど、本を仲立ちとした町づくりに力を入れています。

そんな野木町の中学校図書館で、ブックスタートを紹介しているとのこと。「ぜひ、取材を!」とお願いし、6月8日、野木町立野木中学校にお伺いしました。

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野木中学校のスローガンは「さわやかなあいさつ 文武両道 光る汗」。掃除が行き届いた校内には、生徒たちの元気な声が響いています。

校内の掲示板には、教室付近や体育館へ続く廊下など合計7か所にブックスタートのポスターが掲示されていました。生徒や来客の目に留まるように、という校長先生の計らいです。

学校の図書館カウンターでは、以前ケーブルテレビで放映された野木町ブックスタートの紹介動画を上映しています。
司書の直井陽子先生は、「生徒たちは『知り合いが映っているかも』『赤ちゃん、かわいいね』などと言いながら楽しそうに見ています。私と生徒や、生徒どうしの話のきっかけにもなっているんですよ」と教えてくださいました。

こうした取り組みの背景について、校長の永井啓之先生は次のように話してくださいました。
「地域の人たちをはじめ、いろいろな大人が関わって、子どもたちの今がある。そのひとつとして、ブックスタートのような取り組みがあるとことを、生徒たちに伝えたいと思いました。生徒たちが『独りぼっちではないんだ』感じ、いずれ親になったとき『あぁ、これがブックスタートか』と思うきっかけになれば嬉しいですね」

校長の永井啓之先生と司書の直井陽子先生

野木町生まれの中学生は、かつてブックスタートで絵本を受け取ったであろう「あの日の赤ちゃん」。
「あの日の赤ちゃん、元気かな」の問いかけに、「はい、元気です」と、生き生きとした声で返事がくることを願います!