コロナ禍のため、よみきかせと絵本の手渡しを担っていた図書館職員とボランティアが、健診会場に入れなくなってしまった豊中市。
これまで大切にしてきた読みきかせの「体験」だけでなく、親子への声かけも休止せざるを得ない状況が続いています。
「お誕生おめでとうございます。私たちもとてもうれしいです」
「絵本を通して子育てを応援したいと思っています」
「赤ちゃんと大人が、絵本を仲立ちにして幸せな時間を過ごせますように」
そんな想いをどうしたら届けられるのか？
アイデアを募り、話し合う中で生まれたのが、ＱＲコード付きのお手紙です。
健診時に、保健師が絵本と一緒に手渡しています。
QRコードからリンクしている図書館のウェブサイトには、スタッフからのメッセージが並んでいます。
対象者だけでなく、一般の方も読めるようにすることで、事業に込めた想いを多くの人に知ってもらえるよう配慮しています。
「絵本を使って、親子のほっこり優しいひと時を育んでくださいね」
「図書館にはたくさんの絵本があります。どんな絵本がいいのか迷った時は職員にお声がけください。お待ちしています」
保護者世代に身近なＱＲコードを記載することで、目にとめてもらいやすくなるように工夫されたこの手紙。
親子を思うスタッフの皆さんの気持がギュッと詰まっています。
