2022年2月5日（土）子ども・社会を考えるシリーズ 第8回講演会を開催しました。
本シリーズは、2019年度までは参加者の皆さんにご来場いただく形で実施していましたが、新型コロナウイルスの影響により、前年度に引き続きオンライン開催となりました。
今回の講師は、元厚生労働省事務次官・津田塾大学客員教授の村木厚子さん。聞き手に、保育士・絵本専門士でフリーアナウンサーの吉田明世さんをお迎えし、対談形式で行いました。
当日は、ブックスタート関係者はもちろん、保育士や子育て支援関連、研究者や教員、編集者などの出版関係、学生など、幅広い分野・年代の方の参加がありました。
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まずは、村木さんの子どものころ、そして公務員時代の多忙な日々から。業務に追われつつもお子さんとのふれあいの時間を大切にし、島根に子連れ転勤した際のエピソードに至るまで、当時の貴重な写真を交えてお話しくださいました。
社会課題の解決に向けた話題では、所得格差がもたらす経済成長への影響について、データを踏まえたお話がありました。生きづらさを抱える人への「伴走型支援」の必要性や、市民・企業・NPO/NGO、それぞれの異なる立場の人がつながり合う社会のあり方を、わかりやすく解説していただきました。
村木さん、吉田さんの、お子さんと楽しんだ思い出の絵本をご紹介いただく時間も。お二人の穏やかな語り口が心地よい、あっという間の1時間50分でした。
視聴者アンケートに寄せられた感想もご紹介します。
◇自立とは、たくさんのものに少しずつ依存できるようになることである、という言葉が印象に残りました。
◇村木さんの実体験や行政など様々な方角から語られるお話は、説得力と感動がありました。
◇幅広い内容を優しい語り口で伺えて、私もできることから頑張ろうと力をいただきました。ありがとうございました！
