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[千葉県柏市] 市民とアイデアを出し合い、今できることを/コロナに負けない! 5

2002年より、子育て支援事業の一環として、1歳6か月児健診でブックスタートを実施している千葉県柏市。※柏市の活動について詳しくはこちら(はぐはぐ柏・外部サイト)

柏市ブックスタートの特徴は、行政3課(地域保健課・子育て支援課・図書館)と市民ボランティア「柏ふれあいブックスタートの会」が一体となって事業を運営していること。ボランティアと職員による「運営委員会」を定期的に開催し、それぞれの立場からアイデアを出し合っています。(写真上:運営委員会の様子)

これまではボランティアが、読みきかせと絵本を手渡しする役割を担ってきましたが、新型コロナウイルスの感染予防策を協議した結果、当面、ボランティアの参加は取りやめに。読みきかせは休止し、絵本は保健師から親子に手渡すことになりました。

しかし、親子は外出もままならず、いつも以上に不安な日々を送っているでしょう。今こそ何とかして、読みきかせの「体験」と、市民が親子の幸せを願う「思い」を届け、気持ちを分かち合えないだろうか……。運営委員会ではこの課題の解決に向けて、市民と行政職員、それぞれの立場からアイデアを出し合いました。

委員会で検討されたアイデアは2つ。
一つ目は、健診とは別の機会を設け、読みきかせを行うこと。
二つ目は、広報に力を入れること。

一つ目の読みきかせについては、少人数、予約制での実施が検討されましたが、感染状況の広がりを踏まえ、しばらく様子を見ることになりました。
二つ目のアイデアについては、「広報班」を立ち上げ、具体的に検討を進めることが決定。いつも大切に伝えている親子へのメッセージに加え、読みきかせのポイントを紹介した紙資料や動画などの制作を検討していきます。

18年間、蓄積されてきた柏市ブックスタートの底力が、今まさに発揮されようとしています!

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