緊急事態宣言の解除に伴い、ブックスタートを再開する地域も増えてきています。
先日、鳥取県鳥取市の保健師さんから、近況についてメールをいただきました。
鳥取市では、6か月児健診の際に、市民ボランティア、保健師、図書館司書の三者が協働しながらブックスタートを行っています。1か月間休止した健診とブックスタートは、2020年5月18日に再開。対象者の来所時間を事前に指定し、人数を分散するなど、健診実施にあたってはさまざまな対策を立てたそうです。ブックスタートのボランティアさんにも体調の確認や当日の検温等を徹底してもらい、読みきかせの体験を保護者に届けることが出来ました。
※ 以下、保健師さんからのメールです。
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ブックスタート、日々、試行錯誤を重ねながらです。
感染予防ということで、読みきかせも距離をおき、マスク着用での実施。座布団のかわりにマットを置き、終わるごとに消毒。会場の本棚に置いてあった絵本も撤去し、お渡しする絵本や差し替え用の絵本を選んでいただく際には、ラミネートフィルムでカバーした見本を用意して消毒をする等の工夫をしました。
健診時、密を避けるためになるべく距離をとって話をするように心がけていますが、なかなか難しいですね。日々、感染を心配して赤ちゃんと家にこもっている方も多いので、その分話がつきないこともあります……。人との接触を最小限に感染対策をとりつつも、ブックスタートのあたたかい雰囲気が伝わることを願い、試行錯誤しながらですが活動を続けています!
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鳥取市のブックスタートの合言葉は「ゆっくり、ゆったり、にっこり」。
いつもより時間は短くとも、会場の雰囲気はゆっくり、ゆったり。マスクの下では、みんなにっこり笑顔だったのでしょうね。
(写真:会場の様子。ボランティアさんがいつもどおり、お人形で「こんにちは」とご挨拶します)